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なんでも10,000|献立シリーズ
【0〜1歳】晩ご飯をワンパンで┃離乳食と大人用を同時調理
0〜1歳 × 晩 × ワンパン
0〜1歳の赤ちゃんがいると、離乳食と大人用ご飯を別々に調理するのは大変です。この時期は赤ちゃんも家族も同じ食卓に向かう時間が増える時期。一つのフライパンで両方対応できる献立を考えます。
朝昼は何とかなるけれど、夜は疲労困憊の状態です。赤ちゃんのお世話と調理の両立が難しく、複数の鍋を使う余裕がありません。かといって、赤ちゃん用に別メニューを用意しないわけにもいかず、毎晩「何を作ろう」と悩んでしまいます。加熱時間が長いものは赤ちゃんが待っている間にぐずるので、なるべく短時間で完成させたいというプレッシャーもあります。
市販の離乳食と無塩シーフードミックスの組み合わせ
赤ちゃん用にはキューピーやピジョンの瓶詰めやパウチを用意して、大人はフライパンで無塩冷凍シーフードミックスをバター炒めにします。野菜も冷凍ブロッコリーを加えるだけで、10分で完成します。なお、シーフードミックスには甲殻類(えび・かに)が含まれる場合があります。甲殻類は特定原材料に指定されており、アレルギーの懸念がある場合は注意が必要です。大人用として調理していても同一の器具・空間での取り扱いとなるため、赤ちゃんにアレルギーの心配がある方は特に気をつけてください。 赤ちゃんの分は温める手間だけで済むため、親のご飯づくりに集中できます。毎晩手作りしないという選択肢も、この時期の生活を回すために大切です。 赤ちゃんが様子を見ている間に親が温かいご飯を食べられることで、心に余裕が生まれます。
妥協ポイント:市販品は割高ですが、夜の時間と心の余裕とのバランスを考えると、十分な投資だと考えられます。
鶏むね肉と野菜を塩ゆでするだけ
フライパンに水を張り、皮を取った鶏むね肉、冷凍にんじん、冷凍玉ねぎを入れて、まずは塩を加えずに加熱します。沸騰してから中火で15〜20分、鶏むね肉の中心部まで完全に火が通るまでしっかり加熱してください(中心温度75℃以上が目安です。可能であれば料理用温度計で確認するのが最も確実です。温度計がない場合は、最も厚い部分を切り開いて断面がピンク色でなく全体的に白くなっていることを確認してください)。 赤ちゃん用には取り出した鶏むね肉と野菜をみじん切りにして、加熱時のスープに戻すだけで離乳食が完成します。なお、離乳初期(5〜6か月ごろ)はみじん切りでも粒が大きすぎる場合があります。月齢に合わせて、すり潰しやペースト状にするなど形態を調整してください。大人用は同じスープに塩を足して味を調え、白ご飯を入れてお粥風にしたり、パスタを入れたりできます。 この調理なら、片手で対応しながら進められます。
妥協ポイント:赤ちゃんの分は塩を加える前のスープごと先に取り出し、その後大人分に塩を足してください。加熱初期から塩を加えると赤ちゃん用にも塩分が入ってしまうため、この順番が大切です。
豆腐と卵のかき玉スープ仕立て
フライパンに水を注ぎ、絹ごし豆腐をスプーンで崩しながら入れ、塩は加えずに温めます。赤ちゃん用はここで取り出し、とろみが欲しければ片栗粉小さじ1を同量の水で溶いてから加え、混ぜながらとろみをつけます。 親用には青ねぎと卵を加え、塩で味を調えてかき玉スープにします。卵は特定原材料の一つです。赤ちゃん用を取り出した後に卵を加える設計ですが、同一フライパン・同一スープを共有しているため、卵アレルギーのリスクがある赤ちゃんの場合は交差汚染の観点から注意してください。所要時間は目安として10〜15分程度です(コンロの火力や水量によって前後します)。豆腐は加熱時間が短く、離乳食の定番食材なので安心感があります。 冬場なら温かいスープが赤ちゃんにも大人にも心が落ち着く一品になります。
妥協ポイント:毎晩豆腐だと飽きるので、週に2回程度の目安にすると無理なく続けられます。
白身魚とトマト缶のワンパン煮
フライパンにオリーブオイルをひき、冷凍の白身魚(タラやカレイなど)と食塩不使用のトマト缶、冷凍いんげんを入れます。沸騰させてから中火でいんげんが完全に軟らかくなるまで15分ほどしっかり加熱してください(さやいんげんは生や半生では消化しにくいため、やわらかくなるまで火を通すことが大切です)。 加熱が完了したら、赤ちゃん用には骨と皮を取った白身魚とトマト、野菜をすり潰して取り分けます。加熱途中での取り出しは食品安全上避けてください。大人用は同じフライパンでそのまま食べるか、塩とにんにくを足して味を調えます。トマト缶は必ず食塩不使用タイプを選んでください。塩分添加品を使うと赤ちゃんの塩分過多につながります。 フライパン一つで完結するため、食べ終わった後も洗い物が最小限に収まります。ワンパンの定義が最もシンプルな献立です。
妥協ポイント:トマト缶の酸味が強い場合は、赤ちゃん用に別で少し水を足して薄めるひと手間が必要です。
ワンポイント
0〜1歳の時期は赤ちゃんが食べられる味付けと大人の満足度のバランスが最難関です。『先に赤ちゃん分を取り出す』というルール一つを決めておくと、毎晩の判断が楽になります。ただし肉・魚は中心まで完全に火が通ってから取り分けることが前提です。時短を意識しながらも、加熱の十分さだけは省略しないようにしてください。
完璧な家庭食より、今夜のご飯より、赤ちゃんが満足して親が倒れない方が優先です。
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